事例紹介 社会医療法人財団 聖フランシスコ会 姫路聖マリア病院 呼吸器内科 中島 康博 先生 ePROのご利用目的 25年7月現在、診療、臨床研究で利用 ePROを導入しようと思ったきっかけを教えてください。 現状の気管支喘息の治療目標として「寛解」が提言されていますが、医師目線での基準であり、患者さん側の治療満足度や、HRQoL(健康関連の生活の質)の向上を満たすものではありません。そこで患者評価アウトカムを導入する事で、医師目線と患者目線の両軸で治療を行う事で、より完全な「寛解」を目指すためにePROを利用しようと考えました。 ePROを導入するにあたり懸念事項や不安があったか教えてください。 アプリを導入するにあたり、まずスマートフォンの所持の有無、ダウンロードの仕方が高齢患者さんにとっての障壁になると思いました。また呼吸器領域では服薬アドヒアランスの低下があり、ePROの入力に関しても毎日定期継続ができるか不安でした。医療従事者側でもIT化が進んでおらず、ePROの重要性の理解や、アプリ捜査における、患者に指導できる能力/実用性の欠如や忌避感はありました。 ePROとして、3Hの「P-Guardian」を選んだ理由を教えてください。 私の要望に関して真摯に対応してくださり、共同で仕事を行えるパートナーになって頂けると思いました。 ePROを導入したメリットを教えてください。 タイムリーに患者の声が反映され、適切に対処する事が可能になった事。また、dateをまとめる際に今までは電子カルテから引用しないといけなかったが、excel管理で可能になった事。 最後に、今後 3H P-Guardianに期待することがあればお聞かせください。 医療者側のシステムをもう少し簡便に、かつdateの抽出方法を細分化できるようにしてほしい。